中部経済新聞 2016年12月28日(水)掲載



ふるさと納税返礼品に選定 天然水の販売好調

事業の多角化推進 新商品も開発へ

 携帯電話販売などを手掛けるトーシンは、オリジナルの天然水「うるり」の販売が好調だ。同社が運営するゴルフ場やインナーネットでの販売が伸びており、11月からは岐阜県富加町のふるさと納税返礼品に選ばれた。今後は、新商品の開発にも力を入れる。携帯電話販売市場が伸び悩むなか、事業の多角化を進める。(野村有希)

 トーシンは、約5年前からうるりを販売している。同商品は、名古屋市内の水源から採取。硬度11の超軟水で、胃腸への負担が少なく乳幼児や高齢者でも安心して飲む事ができる。また、高温加熱殺菌を施しており、5年間の長期保存が可能。備蓄水としての需要も高まっている。2016年度のモンドセレクション金賞を受賞した。
 うるりはインターネット、トーシン運営のゴルフ場で取り扱われ、年々、認知度が上がり出荷本数が増えている。17年4月期の出荷本数は約25万本を見込んでいる。
 トーシンが岐阜県富加町でゴルフを運営している縁で、うるりが同町のふるさと納税寄付者に対する返礼品に選ばれた。返礼品として、12月15日時点で200ケースの注文があり、担当者は「予想以上の注文だった」と驚いている。また、総合酒類販売店「酒ゃビック」の滝ノ水店(名古屋市緑区)で試験販売を開始した。販路拡大により、今後一段と販売が増える見通しだ。
 同社は事業拡大に向け、販路をさらに広げる方針。また、うるりを使った新商品も投入する計画で、このほど、うるりの炭酸水「うるりスパークリング」の試験販売に乗り出した。担当者は「来年中には販売を本格化したい」と話している。